ムダ毛の処理は男女問わず日常になってきていますよね。男性はヒゲだけではなく、ダメージジーンズの間から見える太ももの毛を処理したいと来店される若い男性や、営業職で指と手の甲の毛を脱毛したいというサラリーマンなど、男性の脱毛への希望部位も多様化してきました。
女性も昔のようにワキや足だけなんてこともなく、眉や口まわり、VIOなど脱毛できる箇所は全部したい!なんてご希望を伺うことが多くなってきました。
脱毛を始めたら、いつ終わるのか考えたことはありますか?
コースを契約したけれど、もし、それで脱毛が終わらなかったらどうしたらいいのでしょう。
今回は脱毛卒業までどれぐらいかかるのか、脱毛終了へのプロセスをご説明したいと思います。
私が考えるコスパが最もよい全身脱毛の方法もお伝えします。
目次
全身脱毛にかかる費用と時間は正比例ではない
脱毛には医療用レーザー脱毛、エステティックサロン等で行われているライト脱毛、美容電気脱毛があります。
それぞれに長所と短所があり、医療用レーザーは効果は高め(白髪やうぶ毛には効果がほぼない)だけれど、費用は高め。エステティックサロン等のライト脱毛は費用は安いけれど、効果は限定的。美容電気脱毛は効果は高いけれど、技術者の力量で結果が変わるし時間もかかる、といったことがあります。
例えばワキの脱毛をあなたが始めるとします。
ワキですから、ツルツルにすべての毛を処理したいですよね。
医療用レーザーだと一般的に月1回の施術で、一年ほどで終了します。けれど、少し色素のあるうぶ毛などは残る可能性があります。数本の毛が残ってしまう場合もあります。
エステティックサロン等のライト脱毛でワキの処理をしようとすると、一般的に月1回から2か月に1回の施術で1年ほどかかりますが、最後の一本までというのは難しいかもしれません。それで追加でコースを契約し、納得する状態になるまで、さらに半年、一年と施術を続けることになります。
美容電気脱毛は最初二週間に1回か2回の施術になり、毛が少なくなってきたら期間が1か月に1回、二か月に1回というふうに伸びていきます。そして、最後の施術から半年後に毛が生えてこなければ卒業となります。美容電気脱毛では回数ではなく、処理にかかった時間を目安とします。
平均的なワキの女性で10時間前後です。
施術時間が1回数分であっても、24回、36回と通うとなると結構な手間になってしまいますよね。
このように一度の施術時間が短い=費用が安い、というわけではないのです。結果的にかなりの金額になってしまったという声を聞くことがあります。毛がなくなるまでの期間=費用、だということを理解しておきましょう。
広告で目にする「期間○○で卒業」は信頼していいの?
脱毛のカウンセリングを受けたことがある方なら、一度は『毛はどれぐらいでなくなりますか?』と質問したことがあるのではないでしょうか?
毛が完全になくなるまでの期間を予測するのは簡単なことではありません。毛の量は人によって違いますし、それまでの毛の処理方法でも変わってきます。
ですから、明確に『12回処理すれば完全になくなります』とか、『1年で脱毛は終わります』とか言い切る場合はあまり信用しない方がいいと思います。
施術者はお客様の毛量や処理方法、既往歴などを伺って『だいたいの期間』を予測することはできます。しかし、これは自分の経験則に基づくことが大きいので、経験の少ない施術者の場合、うまく予測が立てられない場合もあります。
ですので、脱毛終了の期間は『絶対』ではなく、『おおよその目安』ということを知っておいてください。
どの程度の脱毛を希望するのか
先ほども書きましたが、例えばワキの脱毛なら最後の1本まで処理したいですよね。だけど、脚の毛はどうでしょう? ヒザから下と太ももも最後の1本まで処理したいですか? 腕の毛や背中はどうですか?
たくさんの時間とお金があるなら全身をツルツルにすることも可能です。ですが、限られた時間と費用のなかで脱毛するとしたら、どうでしょうか?
施術者はカウンセリングのときに、脱毛の希望箇所の毛を太さによってグループ分けしていきます。
そして、お客様に部位ごとにどれぐらい毛がなくなれば良いかを質問します。
脚などは太い毛がなくなるだけでずいぶんと見た目が変わり、『これでいいです』とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
それとは逆にワキやVライン、乳輪回りなどはすべて処理することを希望される方が多いのです。
どこまで毛をなくすかを明確に決めることが脱毛終了の目安を作りますので、脱毛を始める前に一度、考えてみてくださいね。
私が考える最速・最安の全身脱毛の方法
全身脱毛をするときの期間は、選ぶ脱毛法で変わってきます。医療用レーザーなのか、ライト脱毛なのか、美容電気脱毛なのかで時間と費用が違います。
さらに、どこまで処理するのかでも変わってきます。
私が考える一番早くて効果が高く、費用が抑えられる方法は、医療用レーザーで全身脱毛をして毛の本数を減らし、レーザー脱毛で処理できなかった毛を美容電気脱毛で処理する方法です。
ライト脱毛で全身を脱毛したあと、美容電気脱毛で残った毛を処理する方法もありますが、医療用レーザー脱毛の方が費用は少し高くなりますが、効果は高いです。その分、美容電気脱毛で使う費用が少なく済むので、費用対効果を考えると、この方法が一番かなと考えます。
全身脱毛をするなら、上記の方法でおおよそ2年ほどみておくといいかもしれません。最初の一年は医療用レーザー、残りの一年は取り残した毛を美容電気脱毛で処理する期間です。
ただし、これも人それぞれ毛の量や体質などが違いますから、あくまでも目安としてお考え下さい。
まとめ
脱毛の終了を提示することは施術者にとってとても難しい問題です。おおよその目安は提示できても、『絶対』ではありません。
ですから、広告などで『1年で全身ツルツル』などのキャッチフレーズはすべての人に当てはまることではないと思います。
脱毛期間を決めるのはご自身の希望しだいです。どれぐらいの処理をしたいのかで、期間も費用も変わってくることを理解して、脱毛を始める前にだいたいで構いませんので希望を考えておきましょう。